3年越しの完治

3年前から歯医者に通っていたのですが

虫歯の治療が終わったのと、歯が抜けてしまったところに取り付ける入れ歯も完成し、

今月ようやく、歯の治療が完了しました。

随分と長い期間がかかってしまったのですが、

3年もの長い期間がかかってしまった理由のひとつが、

「歯医者に行くのを後回しにしてしまった」ことにあります。

治療に通う前から、虫歯があることは気づいていました。

ですが、痛みもないし、すぐに行かなくてもと後回しにしたのです。

虫歯になった歯を放置すると、その歯だけでなく、周辺の歯にも影響が出てしまうそうで、

それが原因で、治療が長引いただけでなく、

数本分の入れ歯まで作らなければならない事態になってしまいました。

ここまで長くなった理由は他にも、

入れ歯ではなく「インプラント」といって顎の骨に金属を取り付け、

そこに人工の歯を被せるという治療法を行おうとして、

結果断念せざるをえなかったこともあります。


ですが、治療中に「急がなくてもいいだろう」と歯医者に通うのを止めたことで、

その期間中に、コロナウイルスの感染が拡大したことで、

しばらくは感染を考え、治療をストップせざるを得ない状態になってしまいました。

初期のときも、治療中のときも、

病院へ行くのを「後回しにした」ことが、治療が大変長い期間かかる原因になったわけです。


この話から、みなさんにお伝えしたいのは、どんなに小さな体の不調であっても病院へ行き、

体の不調の原因の解明や治療を行なったほうがいいということです。


もちろん、例えば風邪の引きはじめに葛根湯を飲むなど、

ご自身で不調の原因がわかり、解消するための方法がわかれば、

解消すれば良いと思います。


ですが、例えば歯の痛みなどは、痛み止めを飲んで痛みを鎮静させても、

根本の虫歯が治るわけではありません。

私もそうなのですが、歯の痛みなどはしばらく時間が経過すればなくなることも多いですし、

「死ぬわけでもないし後回しにしてもいいか」と思ってしまうこともありますが、

長く放置してしまうと、私の例でいくと

「最初に虫歯になった歯以外にも、周りの歯も弱ってしまった」

というように治りが遅くなるだけでなく、より症状が悪化してしまうこともあるのです。


私たち福祉の仕事は、利用者の方を直接支援することもあり、体が資本。

利用者の方の健康管理も大事にするるべきなのですが、

自分の健康にも純分に留意することも大切なことだと思います。

小さな体の不調であっても、早めの対応を心がけていきましょう。

ICHIGO ICHIE

一期一会 ~社会福祉法人P.P.P. 理事長のブログ~