With(ウィズ)コロナ下のコミュニケーション

コロナウイルスが国内で確認されてから2年。いまだにコロナウイルスの感染拡大は続いており、倉敷市内だけで1週間に2000名以上の感染が確認されています。

マスクの着用や黙食など、コロナ前とコロナ後では生活様式も大きく変化しており、不要不急の外出を控えている方も多いのではないかと思います。


こうした環境下で、皆さんは誰かと「対話」をされていますでしょうか?

新しい生活様式が定着したことで、世の中的にも「対話」の頻度が減っているように感じるのですが、それはデータとしても表れているようです。

ある大手マーケティング会社が2200名に対し、「現在とコロナ前、それぞれでどのくらいの頻度でストレスを感じている(感じていた)か」についてアンケート調査を実施したところ、ストレスをよく感じると答えた方がコロナ前に比べて、約2倍に増えていたという調査結果となったそうです。

そして、そのストレスの原因というのが、7割近くの方が「外出が減ったことで人と話す・会う機会が減ってしまった」ことにあると回答しています。

また、38カ国が加盟する国際機関である『経済協力開発機構(OECD)』の調査では、多くの先進国で新型コロナ拡大の前後で、うつ病・うつ状態の人の割合が2~3倍に増えたと発表しています。

日本でもこうした傾向があり、2013年に比べ、コロナの感染拡大が起こった2020年のうつ病・うつ状態の人の割合は2倍に増えています。

これらのストレスを解消する方法の一つとして、「対話をする」ことが効果的であることが大学の研究で明らかになっています。


コロナ禍の環境下、法人内でも面会や帰宅の自粛などコミュニケーションの機会が必然的に減ってしまう中で、「対話」の機会を少しでも増やしていくべく、顔を見ながら話ができるオンラインでのビデオ通話ができる環境を整えています。

また、現在構想中ではありますが、グループホームでも今後はインターネット環境を整え、オンラインでの対話ができる環境づくりを企画しています。

ちなみに、個人的にも、顔をみながらの対話が大切だなと思う瞬間があり、自分ごとで恐縮ですが、私自身も、遠く離れた孫とのオンライン対話をすることで、心が癒されています。(親バカならぬ祖父バカで申し訳ありません)

ICHIGO ICHIE

一期一会 ~社会福祉法人P.P.P. 理事長のブログ~