お盆に思うこと
先週はお盆ということで、みなさん、どう過ごされましたか?
私は毎年お墓参りにいっています。
今年もお墓の掃除をしながら、私の父や母や祖父・祖母はもちろん、
妻の両親など、関わる人の家族のことにも思いを馳せていました。
こうやって思いを馳せるとき、いつもふと考えてしまうのですが
この時期は終戦記念日とも重なっており、
「戦争」について、彼らから伝え聞いた話も思い出すのです。
今回はその聞いた話の中から、少しだけ抜粋してブログに書かせていただけたらと思います。
これは私の親族である女性が体験した話です。
彼女はもともとは広島で暮らしていたそうなのですが、
戦火が激しくなったことから、
彼女はお母さんと一緒に、広島から疎開して暮らしていたそうです。
そんな中、1945年8月6日、広島に原爆が落とされたことを聞き、
市内から離れて暮らしていた彼女は、お母さんに背負われて
広島に住む他の家族を探し、安否を確認するために、広島市内まで向かったのだそうです。
ほんの数ヶ月前まで見てきた広島の面影は、そこにはなかったといいます。
中国地方の要所として全国でも有数の発展した都市であった広島が、
たった一瞬の出来事で、すべて一変してしまったのです。
あのときからもう77年が過ぎ、
今、広島市は人口100万人を超える大都市になっています。
ここまで復興できたのも、これまで先人の皆さまが
自分の暮らす街を元気にしたいと当事者となって動いてきたからに他なりません。
(以前にもブログで紹介しておりますので、ぜひこちらもご覧ください)
先人の皆様の声を聞くことで、今の私たちがあるのは、
こうした皆様の努力や当事者としての活動のおかげなのだと、改めて実感します。
私にとってのお墓参りは、こうした先人の皆さまへの感謝の時間。
この時間は私にとって大事な時間です。
0コメント