来年度に向けて

早いもので、令和3年度もあとのこりわずかとなりました。

各事業所では今年度の振り返りや

来年度に向けての事業計画策定をスタートしていることだと思います。


今年度はコロナウイルスのワクチン接種が進み、

コロナ終息の兆しが見えた中でしたが、つい2ヶ月ほど前に変異株が猛威を振るい始め

再度警戒が必要な状況となってしまいました。


このコロナ禍の状況下で、特に就労事業所をはじめ

業績が下がってしまったというところもあるかもしれません。

また、業績は変わらなくても、やりたかったことができなくなってしまった事業所も

多いのではないでしょうか?


ですが、コロナウイルスが蔓延しているとはいえ、

ずっと立ち止まっているわけにはいきません。


コロナだから自粛しなければ、という発想になりがちな中で、

今年度の1年を振り返って「コロナだからできたこと」っていくつあるでしょうか?


例えば、昨年末の活動内容発表会は、ZOOMを使って

各拠点をつないで開催するという、

コロナだからこその「オンライン」という発想が形になったものです。


コロナだから全部制限する…ではなく、

コロナだからこそせめて、何か面白いことをご利用者様にチャレンジしようとしたことは

今年いくつあったでしょうか。まずはぜひ、それを振り返ってみてください。


そして、もうひとつ、私たちP.P.P.が大切にしている理念の中で

「関わる全ての人の当事者参加が当たり前の世の中」というものがあります。

このコロナの中でも、どれだけご家族や地域の方との関わりを持つことができたでしょうか?


もちろん、直接集まって関わることは難しいと思います。

そんな中でも、ご家族や地域とつながり、関わり合うために

何かできたことはあるでしょうか?


今年はできなかったという事業所のみなさんは、

来年度こそは何かできることを考えてみてください。とても小さなことでいいのです。

もちろん、このコロナの影響から、

直接お会いして、一箇所に集うということは難しいでしょう。

ですが、先ほどもお伝えした通り、オンラインや外からでも、

ご家族や地域の方とつながる方法は、あると思っています。


コロナウイルスに関しては、今後もしばらくは猛威を振るうでしょうし、

全くもって根絶できるかというと、そうとも限らないかもしれません。

だからこそ、自粛して終わりではなく

このコロナ禍だから「新しいつながり方」を

みんなで知恵を出し合うべきではないかと思います。

ICHIGO ICHIE

一期一会 ~社会福祉法人P.P.P. 理事長のブログ~