事業報告

この6月に、書面ではありますが理事会が開催され、

そこで2021年度の事業報告が執り行われました。


2021年度はまだまだコロナの影響下にあったため、法人に関わっている皆さんの中には、

法人の経営・運営は大丈夫なのだろうか

という不安をお持ちになった方もいらっしゃると思います。

そこで、2021年度の事業報告をもとに、昨年度を振り返り、

その内容を皆様にもお伝えしたいと思います。


■コロナ感染拡大の影響について

2021年度は2020年度に比べ、ワクチンの接種を行うなど、

より利用者の方に、安全に生活・利用できる環境を整えることができました。

しかしながら、コロナの影響が未だに残っている事業があるのも事実です。


特に、就労部門では、他の一般企業と同様に、コロナの影響を強く受けています。

蔓延防止施策から、店内での飲食の自粛が求められるなど販売計画に大きな影響を受け、

さらに、定期的に行われている催し物が中止されたことにより、

期初に掲げた目標を下回る結果となりました。


さらに、2021年度はオミクロン株の流行で「利用控え」をされる利用者の方も増えました。

特に、短期入所をご利用いただく方は大幅に減っています。

また、生活介護や就労継続などの通所事業所に関しては、

2020年度よりもお休みをされている方が多かった傾向がありました。


一方で2020年度に比べ、2021年度で業績が回復した事業所もあります。

例えば、児童発達支援・放課後等デイサービスに関しては、

2020年度にくらべ、どの事業所も軒並み利用率が改善しています。

これは学校や幼稚園・保育園が開校・開園日数を減らしていた2020年度に比べ、

登校・登園する日数が増えたことにより、

これまで学校・保育園に通いながら事業所を利用していた方が

再び利用されるようになったのが要因です。


また、法人全体としての収入は2020年度に比べ、微増傾向にありました。

結果、このコロナ禍の影響下にあっても、法人の運営には問題なく

安定した経営を実現することができました。

このようにWithコロナの中でも安定した経営ができているのは、

利用者の方・ご家族の皆様の日頃のご厚意に加え、

職員の皆さんが、日々支援・サービスを支えてくださっているおかげだと思います。

この場をお借りして、心から感謝の意をお伝えしたいと思います。


今年度もまだまだコロナの影響は続いており、決して楽観視できない状況ではあります。

また、ウクライナ侵攻など世界情勢によって、業績が左右されるとも考えられます。

その中でも、利用者の皆さまの活躍のを作るために

職員一同知恵を出し合いながら、精進してまいりますので、

今後とも何卒よろしくお願いいたします。

ICHIGO ICHIE

一期一会 ~社会福祉法人P.P.P. 理事長のブログ~