布寄の利用者さんたちの活躍ぶり

夏の暑さが過ぎ、すっかり涼しくなり、秋めいてきましたね。

秋といえば、読書の秋・芸術の秋など

いろいろなことを想起されるのですが、

そのうちのひとつにあげられるのが「食欲の秋」。

この時期は野菜や果物が美味しい季節ということで

前回に引き続き、布寄について、この美味しい秋の実りを作り出している

利用者さんの活躍ぶりについてお話ができたらと思っています。


布寄の名産であり、今まさに旬を迎えている「ピオーネ」ですが、

布寄では高齢化が進んでおり、ピオーネ農家の皆さんも人手不足が問題になっていました。

そこで、利用者さんがピオーネ農家さんの元へ行き、ぶどうの袋かけといって

ぶどうの表面を雨から守る作業を一緒に行ったのだそうです。

この袋かけをするのとしないのとでは、ピオーネの品質に大きな違いが出るそうで、

今年もおいしいピオーネが採れたとのことで、布寄の事業所にもお裾分けがきたそうです。


さらに、一昨年から高梁市と連携しておこなっている「冬取れ玉ねぎ」。

今年も猛暑の中でも、利用者さんが力を合わせて、4000株の植え込みを実施。

最初は土地の問題でうまく育つかわからない状態だったのですが、

利用者さんや市の方の協力で、

地元のレストランのシェフが惚れ込み、定期購入していただけるほどの

おいしい玉ねぎが育つようになりました。

来年からはもっと多くの玉ねぎを栽培し、

ピオーネに続く新しい「布寄の名産品」を作れたらと、利用者さんも頑張っています。


地元の名産品を守ったり、新しい名産品を作ったりすることで、

地域の活性化に当事者として、

利用者さんが貢献しているのを見ると、とても嬉しくなりますね。


そんな布寄の事業所ですが、今後さらにこうしたピオーネや冬取れたまねぎを

もっと多くの人に届け、広めていくために、現在布寄小学校の西校舎を改装して

新たに食品加工施設や料理の提供ができる施設をつくろうとしています。

施設が完成したら、今まで以上に地域の皆さんとともに、

布寄の活性化に取り組んでいこうとしています。


そして、その取り組みを加速するために、

オールスターズ!布寄では定員数を増やし、さらなる地域活性を目指すために

利用者さんの募集をスタートしています。

また、ふたば1号・2号以外にも新たなグループホームの建設も予定しています。


ぜひ、皆さんこれからも布寄の皆さんの活躍ぶりに注目してください!

そして、ぜひ、今倉敷でお過ごしの利用者さんから、

この布寄を当事者として

一緒に元気にする仲間として活躍してくださる方が増えたら嬉しい限りです。

ICHIGO ICHIE

一期一会 ~社会福祉法人P.P.P. 理事長のブログ~