「復興」と「福祉」

布寄プロジェクトが本格始動したことで、

地域をつくる…というテーマで考えることが増えてきました。

その時に、よく思いだすことがあります。

それは「復興」というテーマです。


2011年の東日本大震災…

たくさんの方が被災され、多くの福祉事業所も大きな被害を受けたと聞きました。

その地域に住まわれる障がいのある方のためにも

地域の福祉事業所が、いち早く支援・サービスを提供できるよう

復興のための義援金等をお送りしました。


あれから、7年以上が立ちましたが、

今、地域の福祉事業所はどうなっているのか、

障がいのある方の暮らしはどうなっているのか、

遠く離れた岡山には、その情報は届いてきません。


確かに、多くの人が観るニュースや報道では

世の中の「最大公約数」の関心ごとが取りざたされるのは

ごく自然なことなのかもしれません。


ですが、どうしても私としては、

やはり、福祉事業所の復興状況や、障がいのある方の暮らしぶりが

どうなっているのか、気になってしまうのです。


障がいのある方だけでなく、

「福祉」という領域は、全ての方に関わる大切なこと。

より多くの方が、こうした「復興」と「福祉」に関して

自分のこととして、「関心ごと」になったなら、

こうした情報も、世の中に広がっていくかもしれません。


震災から7年が過ぎた今、

被災された方々が、長く健やかに暮らしていることを祈りつつ、

私たちも、常にこの震災のことを忘れず、

長く「関心ごと」として捉えていかなければならないと感じています。