他人事ではない「障がい」

突然ですが、これ、私の障がい者手帳です。

実は、私は大病を2つほど患ったことから、

障がい認定を受け、定期的に病院へ通っています。

その病気のうちのひとつ、糖尿病の定期健診に先日行ってきました。

結論からいうと、結果は良好。

このまま経過を観察することになりました。


好物のパンとコーヒーをはじめ、

好きなものを好きなだけ食べていた…そう、暴飲暴食が原因。

今は、毎食前にインスリンの皮下注射を打たなければなりません。

これが実に不便で、注射器を忘れた途端、

その日は食事が一切とれない状態になってしまいます。


それから、もう一つは医療費です。

2つの病気の治療にかかる費用ですが、障がい者手帳がなければ、

年間で200万円以上負担しなければなりません。

幸い、私は障がい者手帳があることで

莫大な医療費を払うことなく、治療を続けることができています。

若い頃は、なぜ高い保険料を払っているのか…

という風に思っていたのですが、

こうやっていざ、自分がこの制度を利用するようになると、

その大切さが身に染みてわかるようになりますね。


とはいえ、手帳や受給者証を申請すれば、医療費が安くなることを、

知らない方も多いかと思います。

本来なら、活用できる制度を、そのまま見過ごしてしまうことで

大きな負担を強いられてしまうこともある。


これが、障がいのある方であれば、なおさらです。

私たち福祉に携わる人間だからこそ、

こうした制度の情報をしっかり把握しながら、

利用者の方やご家族にお伝えしたり、後見人としてサポートをしたり

していく必要があるなと、今はとても感じています。

ICHIGO ICHIE

一期一会 ~社会福祉法人P.P.P. 理事長のブログ~