互礼会でお話したこと③ -3つのDNAって?-
互礼会でお話したことをご紹介するのも、今回で3回目になります。
過去のブログはこちらからぜひ読んでください!
今回のテーマは
「決めつけない」「あきらめない」「抱え込まない」
この3つのDNAについて、ご紹介します。(大事な言葉なので太くしてみました)
こちらも、フィロソフィブックに解説がありますので、
要約してお伝えすると…
●「この人はできない」「この行動は良くない」など、
相手のことを理解せず決めつけてしまったら、
その人の人生や意思・想いを制限してしまうことになる
●「とはいえ無理だろう」「頑張ってみたけどダメだ」と
あきらめてしまったら、利用者さんの想いを、私たちがあきらめさせることになる
●「自分の仕事だから」「私がやらなければ」と
一人で抱え込んでしまったら、自分のやれることだけで限界が決まってしまい
結果、利用者さんの可能性が制限されてしまう
→この3つのDNAを大切にすることで、利用者さんに対して
自分がしてしまう「自由を奪う区別や制約」に気づくことができる。
それが私たちに大切な「当事者参加」である
こんなお話をさせていただきました。
日常の支援の中で、
決めつけたり、あきらめたり、抱え込んだりすることってありませんか?
私自身、前回のブログでもお話ししましたが、
支援員として、それをよくやってしまっていました。
そして、これらの一番恐ろしいのは
「自分自身がそれに『気づいていない』こと」なんです。
気づかないうちに、自分自身が
「自由を奪う区別や制約」をしてしまうことになるわけです。
だからこそ、それに気づくためにも毎日、この
「決めつけない」「あきらめない」「抱え込まない」
という3つのDNAの言葉を思い出して、それをしていないか、
自分自身を振り返ってほしいんです。
この「黒い自分」は、世の中全ての人が持っているもの、
人が人として生きていく上での「性(さが)」みたいなものだと思うんです。
皆さんのお仕事の様子を管理者のみなさんに伺っていると、
職員はみんな、利用者さんに対し、
熱い想いを持って支援をしてくれていることがひしひしと伝わってきます。
そんな皆さんだからこそ、もし、その黒い自分に気づきさえすれば、
皆さん自身で、どうすればいいのか、自ずと答えを出せると思うんです。
「決めつけない」「あきらめない」「抱え込まない」
覚えやすいでしょ?
日々の支援の中で、この3つを大切にしていくことで
利用者の方がもっと、その人の意思で、自分らしい人生を選択できるようになる。
この3つのDNAを、ぜひ日々の支援の中で大切にしてください。
以上が私が互礼会でお話した内容になります。
でも…このお話には続きがあります。互礼会に参加された方ならご存じだと思いますが、
部門統括の皆さんがしてくださったお話こそが、法人にとって
最も大切なことになると、私は感じています。そこで次回は、
「この3つのDNAを、日々の支援の中で大切にするためには何をすればいいのか」
についてご紹介していきましょう。
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