倉敷食パン工房Pちゃん
2004年のオープンから約17年間親しまれていたスワンベーカリーですが、
今年1月に場所を法人本部のそば、
旧陶芸棟(倉敷駅方面から法人に向かって、古城池トンネルを抜けてすぐの場所)に
名前も新たに「倉敷食パン工房Pちゃん」として、心機一転オープンいたしました。
こちらオープンからしばらく経ちましたが
本部の事業所をご利用されている利用者のみなさんや職員が集まり、
いまだに連日賑わっている様子でした。
こちら、名前にある通り「食パン」が売りで
普通の小麦粉だけでなく、全粒粉を使っているのが特徴です。
この食パンには、オールスターズ水島のみなさんのある思いが詰まったもので、
それが、スワンベーカリーから名前も装いも新たになった大きな理由でもあります。
今日はそれを、ここでご紹介できたらと思っています。
全ての工程で利用者さんが活躍できる事業をつくりたい
まずはこの食パンが生まれた背景についてご紹介します。
そもそも、スワンベーカリーは
日本全国に30店舗展開するチェーン店だったこと、ご存知ですか?
阪神淡路大震災で被災した障がいのある方の自立と社会参加を目的として
障がいのある方に、月10万円以上の稼ぎを提供するというコンセプトのもと
今から23年前に1号店をオープンしたスワンベーカリー。
当時、食品を扱う事業所も少なかった中で、
接客業・飲食業でも活躍できる場を広げたいとコンセプトに共感し、参画を決めました。
ですが、チェーン店ということもあって、
どうしても、営業戦略や商品戦略など、自由にできないこともたくさんありました。
「利用者さんの活躍の場を広げる」
という意味では、全ての工程を利用者さんだけでできるような事業の仕組みをつくりたい。
そして、利用者さんに売上を還元できるよう、
今後はフランチャイズという枠を超えて、自分たちのお店をつくっていく。
そんな思いから、場所を移転し、名前も新たにスタートを切ったのです。
そして、食パンに敢えてこだわった理由。それは、みなさんに長く親しんでいただくため。
であれば、朝の食事など一般の方も定期購入しやすく、
給食やレストランなどでも一定の需要が見込めます。
でも、それだけではなく、この食パンは全粒粉を使った健康志向の食パンでもあります。
通常の小麦粉は、小麦の殻をとってから挽くのに対し、
この全粒粉というのは、殻ごと挽いているため、少し茶色みがかかっているのが特徴。
店舗ではその食パンを使ったサンドイッチを中心に、
ランチタイムにはあったかいホットサンドを提供しています。
とはいえ、お店はまだまだスタートを切ったばかり。
もっともっと、改善したり、より良くしたりするポイントもあるかもしれません。
みなさん、倉敷食パン工房Pちゃんには行かれましたか?
まだの方がいらっしゃったら、ぜひ足を運んでください!
この倉敷食パン工房Pちゃんは、
フランチャイズの枠を超えた、私たちP.P.P.独自のお店です。
だからこそ、みんなのアイデアをどんどん寄せ合いながら
みんなが「当事者参加」して、お店を作っていきましょう!!
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