コロナウイルスにまつわる今後の法人の方針

ご家族のみなさまへ


2020年度もあとわずかとなり、今年1年を振り返った中で

最も大きな出来事というと、やはりコロナウイルスではなかったでしょうか?

ご家族の皆様にとっても、とても不安な1年だったのではと想像しております。


今年1年間、ずっと感染者数は増え続け、

福祉施設や医療機関でも施設内での集団感染、いわゆるクラスターが発生したという

報道もあり、ご家族の皆様にとっては、お子さんの安全はどうなのか

心配な状況がずっと続いていたのではないかと感じております。


また、法人では利用者様の安全を守るために、本格的に対策本部をつくり、

外部からの訪問をお控えいただくなどの施策を行ってまいりましたが、

一方で、感染拡大防止のためとはいえ、面会やご帰宅などを制限する必要があり、

ご家族やご利用者様にはご不便も数多くおかけした一年でもありました。


特に施設入所サービスをご利用いただいている方の場合、

我が子になかなか会えない寂しさも感じられたと思います。

利用者様にとっても、外出を控える、余暇活動が制限されるなど、

コロナウイルスの影響が日常の活動の中に及んでいたのも事実です。


幸いにも法人では一人も感染者を出すことなく1年を無事に過ごすことができました。

しかし、一方で、まだまだご家族の方やご利用者様に

自粛をしていただいたり、我慢していただいていることもたくさんあります。

それを少しでも解消する取り組みを、

2021年度の法人全体として行っていきたいと考えています。



①インターネットなどを活用した新しいサービス・支援の創造

昨年末の40周年イベントでは、実際に物理的な距離は離れていても

みんなで同じことをする、インターネットでのつながりという

新しい取り組みをおこなうことができました。

この経験を生かし、今度は事業所でのサービス・支援に関して

インターネットを活用することで

家族会奉仕日での集まりや利用者様との面会、外出や買い物等の余暇活動など

コロナ前には当たり前にできていたことを新しい形で取り戻したいと考えています。


コロナだから自粛する…ではなく、

コロナ禍でもできる、新しいサービスを事業所ごとにつくっていきたいと考えています。


②ワクチン接種や法人の取り組みなど、正しい情報の発信

報道でもあるように、ワクチンが誕生し、

コロナウイルス終息に向けて、第一歩の兆しは見えてきました。

一方で、我が子はいつこのワクチンを打てるのだろうか、

そもそも我が子はワクチンを打っても大丈夫かなど、

報道だけではわからないことも多くあると思います。

こうした情報不足や情報の錯綜が、

利用者様・ご家族の方の不安にもつながっているものだとも感じております。


ワクチン接種やコロナウイルス対策、感染が疑われる場合の対応方法など

コロナウイルスに関する正しい情報を法人から発信し、

利用者様・ご家族の視点から知りたい情報を提供していくという取り組みも、

今後は強化したいと考えております。

また、法人内のさまざまな情報を、ご家族の方に発信していくためにも、

①の取り組み同様、お手紙だけでなく、インターネットなどを活用した

情報発信にも力をいれていくことで、これまで以上に

安心してご利用いただくための取り組みに努めさせていただきます。


最後に、P.P.P.は時代の流れに合わせて常に新しいことに取り組んでいく所存です。

一方、今後もコロナウイルスの猛威はしばらく続き、

まったくもってゼロになることはないとも言われています。

その中で、どんなに場所が離れていても、

ご家族のみなさまと利用者様と法人がつながり続けるためには、

インターネット活用へのご家族のみなさまのご理解とご協力が不可欠です。


P.P.P.としてもご家族のみなさまへ、

インターネットの使い方などの情報発信も引き続き行っていく所存です。

ですので、ぜひ、皆様のご協力を何卒よろしくお願いいたします。