コロナ禍でのコミュニケーション
コロナウイルスの感染が拡大している中、地蔵盆祭りが中止になったり、
お盆のシーズンに帰省ができなかったりと、
利用者の皆さんも色々なことができずに、ストレスを感じていらっしゃると思います。
だからこそ、そのストレスから発言が厳しくなる方や、
気持ちを爆発させてしまう方も多いのではないでしょうか?
それが原因で、他の利用者の方とトラブルを起こしてしまったり、
ルールを逸脱する行為をしてしまったりすることもあるかもしれません。
ですが、コロナウイルスによるストレスを抱えているのは、私たちも同じです。
コロナウイルスが感染拡大をしはじめたことで、
職員の方はそれまで以上に神経を使う必要が出てきました。
また、分散支援などの対策から、お一人おひとりの負荷も増えたのではないでしょうか?
だからこそ、気をつけたいことが、
私たち職員もそのストレスから、コミュニケーションに棘が出ていないか、
もう一度見直す必要があるのではないでしょうか?
職員の皆さんは、この大変な状況下で、本当によくやってくださっています。
真剣に考えてくださっているからこそ、心労につながっているのだと思います。
しかし、私たちも人間です。
その心労が蓄積していくと、ついそんなつもりではないのに
語気が強くなって、きつくなることだってあると思うのです。
ですが、「そんなつもりではない」と思っていたとしても、
さらには、正しいことを伝えていたとしても、どんなに伝えた側に悪意がなくても、
その伝え方をたった一つ、伝え方を間違えてしまうだけで
受け取り手が傷ついてしまうことも多いです。
そうしたすれ違いが積み重なることで
利用者の皆さんに対しては「虐待」
部下や同僚の方に対しては「パワハラ」として受け止められてしまう可能性すらある。
忙しい・大変だという気持ちもよくわかります。
ご自身が目に見えない・気づかない「ストレス」と直面していることも
あるかもしれません。
自分がそうなるかもしれないということを知っておけば、
事前に対処することができます。
だからこそ、何か一つ発言する前・後に
自分の感情や考えを客観視するなど、「意識」することが大切だと思います。
それが、私たちが大切にしている「当事者参加」の第一歩です。
0コメント