仕事のオンと「オフ」について
前回はコロナ禍で知らずに溜まってしまっているストレスやプレッシャーから、
利用者さんや同僚への言葉が強くなったり、
時には知らぬうちに相手を傷つけていることもあるというお話をしました。
一方で、このストレスやプレッシャーは自分自身にも大きな影響を与え、
心や体に影響を及ぼしてしまうことも多々あります。
特に、このコロナウイルス感染拡大が深刻になる中で、
利用者さんの安全安心を守るべく
職員一人一人が細心の注意と不断の対策を心がけており、
張り詰めた心持ちで日々支援していらっしゃると思います。
施設入所やグループホームを担当されている職員であれば
尚のこと、ご自身が退勤した後でも気がかりになり、
いつの間にか仕事のオン・オフの切り替えがうまくいかない時もあるのではないでしょうか?
とはいえ、私たち職員も人間。ずっと仕事のことを考えて抱え込んでしまっては、
そのうちに心や体に「限界」がきてしまうことだってあるのです。
だからこそ、私たち職員にとって、この切り替えはとても大事なものだと思います。
だからこそ「自分のための時間」をとって欲しいのです。
ゆっくり休むことも、自分のための大事な時間です。
家に帰ってテレビを見たりくつろいだり、ベッドに早く横たわってゲームをしたりすることも
「自分のための時間」としてはとても良いことだと思います。
ですが、今までたくさんの職員の方とお会いしてきた私の経験則からすると、
ストレスやプレッシャーを知らずに抱え込んでいるときにこの行動をすると、
どうしても頭の中に「◯◯さんの支援、もっといい方法はないだろうか」など
という仕事のことが浮かんできてしまうものです。
なので、私はこういう時こそ中途半端に隙間の時間を作るのではなく
無理のない範囲で「自分のやりたかったこと」にチャレンジするようにしています。
例えば、最近では今までやったことのないものにチャレンジしようということで、
人生初の「アップルパイ」を焼いてみました。
新しいことに挑戦することはとても楽しいですし、何よりも気持ちがそこに集中します。
また、以前から好きなことではあるのですが、
最近は一人で釣りに行き、魚がどうしたら食いついてくれるのか、
無心になって海に向き合うことで、とてもリフレッシュできています。
自分のための時間が「スイッチ」になってくれているのです。
もちろん、コロナ禍ではありますので、不要不急の外出を控えることはとても大事です。
自粛モードになって、何か新しいことをするのが難しい状況かもしれません。
ですが、皆さんの手元には「スマートフォン」があるはずです。
動画やZOOMでの教室など、
新しいことをオンラインで始められる機会は、結構増えてきています。
さらに、3密にならぬよう気をつけて、手洗いやうがい・消毒を徹底し、
マスクを必ず着用して出かければ、意外に人混みにならず、
屋外でできることもたくさんあります。
ぜひ、このコロナの自粛モードだからこそ、
新しいことにチャレンジすることで「オン・オフ」の切り替えをしてみてはどうでしょうか?
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