こうけんひまわりの新たな取り組みについて

P.P.P.を利用されるご家族を中心に、

2010年に立ち上がった「NPO法人  こうけんひまわり」。

親なき後も、ご家族が安心して暮らしていけるようにと設立されました。

※詳しくは過去のブログでご紹介していますので
こちらもぜひお読みください

このこうけんひまわりの成り立ちからもわかるとおり、

原則として、利用者の方の身の回りのサポート、

例えばご本人が欲しいものを購入したり、余暇などで出かけたりといった

「身上監護」に関しては「利用者ご本人のご家族」が行うことを大前提としています。


しかし、P.P.P.が出来上がってから、もう40年以上がすぎ、

親御さまはご高齢になり、ご兄弟・ご親族も岡山を離れている方も多いなど

利用者様のサポートをしたくてもできないというケースが増えてきました。

また、今はご家族の皆様がお元気でいらっしゃっても、

怪我や病気といった、万が一のことが起こった時に、

利用者の方が頼る術がなくなってしまうということも、起こり得るでしょう。


そこで、こうけんひまわりでは新しい取り組みをスタートしようとしています。

ぜひ、このことを皆さんに知っていただき、ご協力いただきたいと思い、

今回のブログを書こうと思います。


結論からいうと

利用者の方の外出や買い物などの
身上監護をサポートするスタッフとして登録してほしい

のです。



もちろん、これまでもご家族がどうしても利用者様の身上監護ができない場合、

こうけんが成年後見人として、

「移動支援」や「居宅介護」など福祉サービスの利用の契約を

ご本人に代わりサポートすることで、

ご家族がフォローしきれないことをカバーしてきました。

ですが、福祉サービスを利用するには条件があり、

その条件を満たせず、利用することができないケースもあります。


そこで、こうけんひまわりが提供するサービスは

あえて「障がい者総合支援法に基づくサービス」ではない形で提供したいと考えています。

その際の「外出の付き添い」や「外出先での安全管理」といったサポートを

登録スタッフさんに依頼をすることで、福祉サービス以外でも

「移動支援」に近いことができるような新しい仕組みをつくり

やむを得ない状況を打開していく選択肢を提供するというのが、

こうけんひまわりが考える、新たなサービスなのです。



本来であれば、このサービスを使用することなく、

ご家族の方が末長くお元気でいらっしゃって、

利用者様の身上監護を行えることが、きっとご家族の方にとっても、

ご本人にとっても、一番嬉しいことであると思います。

しかし、それがずっとできるかというと、そうはいかないのが現実です。


利用者の方、そしてご家族の方の安心のために、

ぜひこの取り組みに、登録スタッフとして参加いただくことで

ご協力くださると、とても嬉しいです。


サービス開始の準備ができましたら

こうけんひまわりの事務局からお声をかける予定です。

資格も不要ですので、職員のみなさんはもちろん、ご家族のみなさまも、

そのときは、ぜひスタッフとしてご応募いただけたら幸いです。

ICHIGO ICHIE

一期一会 ~社会福祉法人P.P.P. 理事長のブログ~