ご家族の声
昨日は家族会があり、たくさんのご家族の方にお越しいただきました。
そこで、これからの家族会の方針を、私や各管理者・役員のみなさまから
お話させていただきました。
それに関連して、思い出したことがあって…
私が入職したばかりの頃、先輩からよく言われていたことがあります。
「支援員たるもの、利用者の方だけでなく、ご家族の話にもっと耳を傾けろ」と。
というのも、
私たち支援員は、設備や制度・提供できるサービス内容など、
どうしても、サービス提供者としての立場として、物事を考えていく必要があります。
一方、ご家族はそういったことではなく、
支援員の接し方やサービス内容はもちろん、
エアコンなどの設備、食べるもの・着るものに至るまで、
本当にご自身のお子さんや身内のためを思って、当事者の目線でお話をしてくださいます。
そう、ご家族は、利用者の方の代弁者なのです。
もちろん、ご家族の声を全て受け入れられるかというと限界はありますし、
多くの方にサービスを提供するという視点からも、
平等性やルールなどの線引きは必要です。
ただ、それに対して、ご家族…つまり利用者の方はどう思っているのか、
どう感じているのかを知ることは、
「そういう視点もあったのか」という大きな気づきにつながります。
時には厳しいご指摘や、どうしても実現できないご要望を受けることもありますが、
自分達の支援やサービスがどうあるべきか、振り返って改善するための
大きなヒントを与えてくれるのです。
厳しい声をあげてくださるご家族の方の声こそ、
私たちが成長し、次のステップに進んでいくための大事な原動力。
今年から、新たに家族会の運用方針を変更し、
小規模単位の「部会制」を採用したのも、一つにはこうした背景があります。
実際にその事業所をご利用いただいている方や
そのご家族とお話をしたり、一緒に何かをする機会があれば、
その距離が縮まっていき、ご家族の方からもより多くの声を集めることができるはず。
実際に昨日の家族会でも、早速、各部会ごとに分かれて、
各事業所の管理者の皆さんは
ご家族や役員の皆さんと、職員とが意見交換や話し合いをされました。
直接意見を交わすことで、
色々と感じたこともあるかもしれませんね。
もっともっと、ご家族の方と職員との交流の場が増えていくことで
ぜひ、より良い支援に繋がる第一歩にしていきましょう!
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