全てをつなげ新たな未来をつくる 〜この2年間でのできごと③〜

前回のブログでは、これまでの中長期計画についてと、現在検討中のこれからの中長期計画についてお話をさせていただきました。

今回は、前回お話しした、これからの中長期経営計画のテーマである

全てをつなげ新たな未来をつくる

〜勇気の力で 変化を楽しむ〜

について、私の思いや考えをもう少しお話させていただきます。


これまでの中長期計画では、「親なき後も我が子が自分らしく生きていけるように」という
ご家族の思いを受け、「最後まで関わり続ける」をテーマに掲げていました。

その中で、障がいのある方の働く環境や住まいの環境などの選択肢・拠点を広げてきたことで生まれてから最期まで一期通貫で関わり続けられる支援体制やサービスが整ってきました。

そのバトンを受け、「生まれてから最期のときまで」という視点で、もっと児童・就労・住まい・暮らし・高齢まで、それぞれの部門が連携すればこれまで以上にその方らしい人生を送るための支援ができるはず。だからこそ、このつながりをより強化したい。それがプロジェクトメンバーの皆さんと協議していく中で、全員の共通見解でした。

さらにこの10年間で新たに7つの事業所が生まれ、さらにグループホームや菌床工場といった施設を含めると、10ヶ所以上の「拠点」が生まれています。これは、ご利用者様がその方らしく活躍できる場が増えただけでなく、「人が集える場所」も増えたと言えるでしょう。

この「人が集える場所」をご利用者様やご家族だけでなく、地域の皆さんにも集っていただくことができたら、ご利用者様やご家族と地域の方々がつながり、そのつながりからご利用者様の新たな活躍の場が生まれるのではないか。これも、私たちの共通見解でした。

こうやって、次の10年の中長期計画のテーマが決まっていきました。

この中長期計画が実現したら、ご利用者様の活躍の場が広がり、これまで以上にその方らしい人生を歩むことができるのではと考えると、私自身、ワクワクしています。

P.P.P.の歴史を紐解くと、ご家族と職員が一丸となって、地域の方々と対話をし、巻き込んでいきながら、障がいのある方の就労、グループホームでの生活、ご家族と一緒に行く海外旅行など、今まで当たり前ではなかったことを形にしてきた実績があります。

P.P.P.はたくさんの方とのつながりを作ることで、常に「変化」し続けてきました。

前回もお話しましたが、現在、世の中の情勢変化は目まぐるしく、先の読めない時代へと突入しています。そんな、先の読めない時代だからこそ、これまで先人たちが行ってきたように、多くの人とつながりをつくることで、この時代の変化の中でも、ワクワクする未来を描きつつ「楽しみながら」乗り越えていけるのでは、そう思っています。

最後に、このテーマをもとに、より具体的な施策について次世代を担う皆さんが一丸となって検討を進めています。この「ワクワクする未来を描く取り組み」を、このブログでも随時発信していきたいと考えています。

ICHIGO ICHIE

一期一会 ~社会福祉法人P.P.P. 理事長のブログ~