「抱え込まない」で、相談できるように

年末の話にはなりますが、新卒1年目の皆さんの研修に参加させていただきました。その際、改めて法人として、大切にしていきたいと気付かせていただいたことがあり、ブログでお話しさせていただきます。

それは、今後法人として

全ての職員が抱え込まずに、困っていることを本音で話せる環境を作りたい

というものです


新卒1年目の職員の皆さんの活躍ぶりに関しては、部門統括や管理者・研修担当の人たちから話を伺ってはいましたが、直接お会いして話すのは、4月の入社時研修の時以来。皆さんが、日々現場でどんな事を思っているのかを聞きたいと思い、研修に参加させていただきました。

その中でとても感動したことが、皆さん「困ったことを抱え込まずに相談できている」と答えたことでした。

利用者さんの支援のことはもちろん、プライベートの不安や、仕事で感じた人間関係の悩みに関してまで、上司や先輩たちに話して一緒に解決に向けて動いているというのは、本当に素晴らしいことだと思います。さらに、ご自身が話すだけでなく、先輩や上司のみなさんのほうから話を聞いてくれて解決につなげてもらったという人もいました。


40年以上も前の話なので時代は違うのだと思うのですが、私の新人時代は、先輩は本当に雲の上の人のような存在で、何か思うことがあっても、なかなか本人に伝えられないとか、上司に相談できないことなどもたくさんありました。

今の時代でも業界問わず直属の上司には言えないことがある人もたくさんいると思うのですが、ちゃんと話を聞いてくれる環境を各事業所で作ってくれているのだというのを、1年目の職員の皆さんの話として聞けて、とても嬉しく思いました。


その一方で、私自身も同じような体験をしてきたからというのもあるのですが、年次や年齢を重ねるほど、その責任感から自分で解決しなければと思ってしまい、自分の困り事・悩みを、なかなか人に言えなくなっている人も、いるのではないでしょうか?

たしかに、自分がつらい・嫌だと思っていることを口にするのは勇気がいることです。

でも、それを抱えて飲み込んでしまうことは、ご自身にとってよくありませんし、ここで対話をすることで、一緒に解決ができるかもしれません。

新卒1年目の皆さんから話を聞いて、その環境の礎は、各事業所でしっかり作ってくれていることを実感しました。しかしながら、私としては、それでOKとは思っていません。

若い世代だけでなく、大人の世代・経験豊富な世代の皆さんも、同じように、悩みや困り事を本音で話し、一緒に解決できる環境を作ることも、法人の大切な役割ではないかと、改めて実感しました。

今後は、長く支えてくれている職員や現場の最前線で活躍してくださっている中途入社の職員の方、パート・アルバイトの皆さんまで、その本音が語れる環境づくりのために、私自身取り組んでいきたいと考えています。

4月の新人研修の様子。12月の時に写真を撮るのを忘れたのがとても残念ですが…皆さんこの時よりも顔つきも自信に溢れ、とても成長されていらっしゃいました。

ICHIGO ICHIE

一期一会 ~社会福祉法人P.P.P. 理事長のブログ~